湿度の好む植物向けの鉢. ADAのCELLに植物を植えてみた

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この世には多数の植物がいて様々な環境に適応しています。そんな中でも、湿度の高い環境で暮らす植物の栽培は面倒くさいです。

このような植物は、通常の部屋の湿度だと葉がしおれてしまいます。それでも茎は元気だったりするのですが、そのまま放置していると枯れてしまいます。

霧吹きでどうにかすることもできますが一日に何回も霧吹いてやらなければならないです(あんまりやりすぎと部屋にカビが生えるかも…)。

そのため、そのような植物はガラス容器、ビニール袋、ミニ温室などで育てます。
この中でもガラス容器は鑑賞用途に優れています。ただ、それなりに大きいサイズの植物に対応する、ちょうど良いガラス容器はなかなか売っていません。

最近、アクアリウム製品メーカーのADAという会社が湿度の高い植物の園芸(パルダリウム)に力を入れています。その商品として、大きめでちょうど良いガラス容器を多数開発しています。

今回紹介するCELLという製品は2024年3月に発売したADAの新商品です。

CELLの紹介

ADA CELL
高さは30.5cmです

前情報も無くなんとなくお店に行ったらのCELLが展示されていました。迷ったのですが、ちょうど園芸用に縦長の水槽を買い足したいと思っていたタイミングだったので試しに使ってみようと思い買ってみました。

CELLは今のところアンバー(茶色)、エメラルド(水色)、クリア(透明)の三色がラインナップされているようです。

ガラスポット「CELL」 発売のお知らせ | ADA

ADA CELL基部

CELLはカバー、基部、ガラス鉢の3つのパーツで構成されています。すべてガラス製でです。

ガラス鉢から出た水は基部に溜まります。基部は園芸でいう受け皿として使用されます。そのため、洗う作業を少しの期間サボると基部は汚れると思います。

あまり頻度高く洗えない場合はアンバーやエメラルドなど色付きの物を選んだほうが汚れが目立たなくて良いかもしれないです。

ADA CELL各種パーツ

ガラス鉢の底は基部の底から2cm位浮いています。そのため、土から水を抜くことができます。根腐れし易い植物にも使えると思います。

私は越水をしたかったので基部に水を並々注いで使っています。

植物を植えてみた

これが植える予定の植物です。カラジウムの遠い親戚です。

この植物は通常の湿度でもギリギリ大きく育つものの、そのような環境だと年中葉の調子が悪くなります。そして、湿度が高いと新しい根が葉柄を突き抜け空気中に出てきて面白いので湿度が高い環境を探していました。

育てやすさとは裏腹に植え替え時に軟腐病にとてもかかりやすいので、苗の土はそのままに殺菌剤を染み込ませた後にCELLに植え込みました。

植物を植えたADA CELL

そういえば、CELLには鉢底石とトロピカルリバーソイルという土が付いてきます。

トロピカルリバーソイルですが、酸性土壌のようで見た目と硬さから考えるに硬質赤玉土(焼いた赤玉土)の仲間ではないかと思います。粒はミニ盆栽などで使われる極小粒サイズです。

今回植える植物はアルカリ性が向いているので内側は独自の用土を使いました。土表面には付属の土を使いました。

まとめ

  • CELLは30.5cm程度の高さがある
  • 鉢、カバー、基部の3つのパーツで構成されている
  • 基部に水を貯められる
  • 最低限の土が付いてくる(酸性土壌)

なかなかかっこいいです。中の植物が大きくなるのが楽しみです。

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